こんにちは。
入荷待ちだったタイヤがやっと届きました。
ということで、今回の記事ではバルカンクラシック400のタイヤの取り付け作業の過程を紹介していきたいと思います。
「まだタイヤを外してないよ」っていう方はこちらの記事をどうぞ!
この記事の内容
バルカンクラシックのタイヤ取り付けに使用した工具を紹介!
今回作業に使用した工具がこちらです。
タイヤレバー2本に12mmのスパナ、ムシ取りドライバーは念のため。
タイヤレバーは長いものの方が少ない力で作業できるのでおすすめです。
あとは足踏み式の空気入れ(コンプレッサーがあるとかなり楽なんですけどね)とタイヤのすべりをよくするためのタイヤワックスです。
また、取り付けの際に下に敷く用に古いタイヤを用意しておくといいと思います。
タイヤの取り付けの前にここを確認!
まずはタイヤの取り付け作業中の前に注意しておくことをお伝えしておきます。
リムの内側がさびている場合は、このサビのせいでチューブを傷つけることもあるので、ワイヤーブラシやサンドペーパーなどでしっかりと取っておきましょう。
今回はリムの内側のサビを取ってから、スポークの塗装で余った亜鉛メッキスプレーをさび止めに塗っておきました。
リムバンドも伸びたりちぎれたりしているようでしたら
新品のものに変えておきます。
こちらもチューブを傷つけないようにするために重要なものです。
チューブにサビがこびりついてる場合もあるので、こちらもサンドペーパーで落としておきましょう。
ザラザラとした感触が無くなり、ツルツルになればOKです。
そしてタイヤを取り付ける時に注意するところはココ!
画像にある2つの○のところにあるマークをしっかりと確認しましょう。
左側の○のところには白いマークがあります。
これには空気を入れるところ(エアバルブ)をこのマークのところに持ってこいという意味が込められています。
タイヤを完全に取り付けてしまった後で直そうと思っても大変なので、このマークはしっかりと意識しておきましょう。
続いて右側の○のところにある矢印はタイヤ回転方向を表しています。
バイクが進む方向と矢印の方向を間違えないようにしましょう。
また、タイヤのパターンによっては回転方向の指定がないものもあり、その場合は矢印の表示がありません。
【バルカンクラシック400】タイヤの取り付け!
それではタイヤの取り付け開始です。
今回はホイールが傷つかないように、下に古いタイヤを敷いておきます。
続いて取り付け時の滑りをよくするためにタイヤのビード(ミミの部分)にタイヤワックスをスプレーしておきます。
石鹸水やビードワックスを使ったりもしますが、石鹸水は水分でホイールの内側がサビるという心配があります。
また、ビードワックスは近くに売っているところがあまりなく、値段もタイヤワックスよりもお高め。
なので個人的にはタイヤワックスをおすすめします。
タイヤの取り付けその① 片方のビードを入れる
タイヤ方向とホイールの方向が間違ってないか確認したら、ホイールの上に新しいタイヤを置いてグッと押し込みます。
出典:https://mysimasima.com/bike/tire-exchangepost/
写真を撮り忘れたのでこちらの画像をお借りさせていただきました。
真上から押さえるよりは少し斜め気味に押さえるとやりやすいと思います。
3分の1くらいはいったら、そこから少しずつタイヤレバーでタイヤをホイールの内側に入れていきます。
バルカンに使用するタイヤはお借りした画像のタイヤと違って硬いです。
なので一気にやろうとするのではなく、ビードが入ったところの側から少しずつやっていきましょう。
タイヤの取り付けその② チューブを入れる
片方のミミが入ったら、次はチューブを入れていきます。
この空気を入れるエアバルブを入れるのがけっこう難しいし手がかなり痛いですが、特にこれといったいい方法がありません。
手が痛いからといってタイヤレバーなどでこねたりするとチューブに穴をあけてしまうので、ここは気合で乗り切ってください!
あとはチューブがねじれないように気をつけながら中に入れていきます。
エアバルブと印の位置がちゃんと合っているか確認できたら、チューブ全体に軽く空気が行きわたるくらいの少量の空気を入れます。
こうすることでチューブが中でねじれることを防ぐことができますし、タイヤレバーでチューブを引っかけにくくなります。
間違ってここで空気をいっぱい入れてしまうと、逆にタイヤレバーでチューブを引っかけやすくなるので注意が必要です。
タイヤの取り付けその③ もう片方のビードを入れる
最後にもう片方のミミをホイールの内側に入れていきます。
タイヤレバーの曲がった方を上に向け、それをリムに引っ掛けてタイヤを押し込んでいきます。
この時、タイヤレバーとリムの間にチューブをかましてしまうと確実にチューブが破れてしまうので、十分に注意して作業してくださいね。
一気にやろうとせずに少しずつ、少しずつ。
メチャクチャ硬いと思ったときは無理矢理入れ込むのをやめましょう。
下手をするとビードがちぎれてせっかくの新品タイヤが使い物にならなくなってしまいます。
中に入ったビードはなるべくリムの真ん中の方にいくように両ヒザで押さえ込んであげると、作業がしやすくなります。
タイヤの取り付けその④ 空気を入れる
タイヤの取り付けが終わったらあとは空気を入れていくだけ。
バルカンクラシックの空気圧は前後2.0kpa
ですが、まだすぐには乗れないので今回は少し高めに入れておくことにします。
空気を入れたら最後にビードがきちんと上がっているか確認です。
矢印の線が、リムの周り全体にでていたらOK。
ダメだった場合は空気を抜いてタイヤワックスをスプレーしてまた空気を入れてみます。
それでもダメなら空気圧を少し高めにして、ビードが上がってない方を上に向けてタイヤを立てて地面に叩きつけてみて下さい。
そうすると衝撃でビードが上がることがあります。
それでも無理なら、近くのガソリンスタンドなどでコンプレッサーを使って空気を入れてもらうしかないですね。
タイヤの取り付け終了
ということでタイヤの取り付け終了です。
タイヤの取り付けはフロントもリアもやり方は一緒です。
最後にホイールのバランスをとります。
スポークタイヤは別にとらなくていいという方もいますが、一応念のため。
本当はホイールバランスをとるための台が必要ですが、僕は持っていないのでバイクにホイールを取り付けた状態でやります。
まずはバイクをジャッキアップして、タイヤを地面と垂直の状態で浮かせます。
この時、ホイールが自然に回り出してストップしたところが一番重たいところとなります。
そして、一番重たいところの対角にある部分(画像でいうと上側)のところに重りを仮止めしておきます。
次にホイールを90度回してみます。
ここでホイールが回転せずに停止した状態なら、バランスがとれている証拠です。
ホイールが停止せずに先ほどと同じところに戻るようであれば、おもりが少ないということになります。
さらに重りを追加しましょう。
逆に重りを付けている方が下になるように回転した場合は、おもりが重すぎるということになります。
その時はもう少し重りを軽くしてみてください。
これを繰り返し、どの位置からでもホイールが回転しないようであれば、バランス取はOKです。
今回交換したタイヤ
今回僕が交換したのはDUROというメーカーのタイヤで、サイズは140/90-16。
タイヤは前後共通のものなので、フロントは純正よりも気持ち太くなっています。
また、値段もお手頃だったので良かったです。
ちなみに僕がDUROタイヤを買おうと思ったきっかけの記事がこちら。
また、タイヤ選びの際にどのサイズを選んだらいいか分からないという方は、こちらの記事も参考にしてみてください。
タイヤ交換後に注意すること!
タイヤ交換した後にも注意する点があります。
新しいタイヤはすべりやすくなっています。
表面の薄皮がむけるまでは、無茶な運転をしないように気をつけましょう。
また、作業中に使用したタイヤワックスがタイヤ表面についてしまった場合も、とても滑りやすくなって危険なので気をつけて運転してください。
まあ、日頃から安全運転を心がけることが1番ですけどね(笑)
まとめ
ということで、今回の記事ではバルカンクラシック400のタイヤの取り付け方法や注意点についてお伝えしました。
新しいタイヤに交換する際は、エアバルブの指定の位置とタイヤの回転方向を間違えないように注意してくださいね。
また、タイヤ交換になれてない方は、タイヤレバーにチューブをかまして穴をあけてしまうと思います。
一応パンク修理キットを用意しておくことをおすすめします。
あと、タイヤ取り外しの記事でもお伝えしましたが、まずは簡単な自転車とかで練習してみると、なんとなく作業の流れが分かると思います。
それでは、最後まで読んでいただいてありがとうございました。