タイヤサイズの見方!3つの表示法を紹介

長年バイクに乗っていると必ずやってくるタイヤ交換。

馴染みのお店にまかせている方はあまり気にしてないかもしれませんが、最近では通販などで自分でタイヤを探す方も多いと思います。

 

その時に、

見た目は気に入ったけど、果たしてこのタイヤは自分のバイクに取り付けできるのかよく分からない。

なんていうこともあるんじゃないでしょうか?

 

そこでこの記事では、基本的なタイヤサイズの見方を説明していきたいと思います。

 

この記事の内容

バイクのタイヤサイズの表示と見方!

まずは自分の乗っているバイクのタイヤサイズの見方を知っておきましょう。

 

タイヤサイズは基本的にはメートル表示ですが、中にはインチ表示のものや少し変わった表示のものがあります。

 

メートル表示の場合

タイヤサイズは、タイヤの側面に書いてある数字を見ることによってわかります。

 


こちらの場合だとタイヤサイズは140/90-16となっています。

 

この表示の意味はタイヤの横幅が140mmあるということです。

そして次の90という数字は扁平率が90%ということを表しています。

 

扁平率というのはタイヤの高さを幅で割った時の比率のことで、これによってタイヤの高さを知ることができます。

この写真の場合だと、140mmの90%ということなので、140×0.9=126。

つまりタイヤの高さは126mmあるということになります。

 

その後の16となっているのがホイールのリム径。

なのでこのタイヤは16インチホイール用ということになります。

 

ちなみに、リム径の表示の前にRがついているものがあります。

その場合ははタイヤがラジアル構造になっていることを表しています。

 

 

タイヤの幅や高さは少しくらいならサイズが違っても大丈夫ですが、ホイールの径が違うと取り付けることは出来ません。

この部分の表示は間違いのないようにしましょう。

 

 

さらに71Hとありますが、これにもちゃんと意味があります。

71というのは荷重指数というものを表していて、この場合だと指定空気圧で345kgの負荷に耐えれるということを意味しています。

 

Hの表示は速度記号といいます。

他にも表示のアルファベットがありますが、Hの場合なら時速210km以上まで耐えることができるという意味です。

 

インチ表示の場合

インチ表示の場合だとこんな感じになります。

 


5.00というのはタイヤ幅が5インチという意味です。

1インチが2.54cmなので、5×2.54=12.7つまりタイヤ幅は127mmということになります。

 

そしてインチ表示のタイヤには扁平率の表示がありません。

基本的にインチタイヤの扁平率は100%となります。

ただ、例外としてタイヤ幅の小数点以降が.10と.60の場合には扁平率が80%になるという変わった法則があるので、覚えておくといいでしょう。

 

その後に続く16という集治ははもちろん16インチホイール用ということを意味しています。

 

そして71Pという表示は、先ほどと同じで荷重指数と速度記号を現しています。

71の荷重指数は指定空気圧で345kgの負荷に耐え、Pは速度記号で時速150kmまで耐えれるということです。

 

ちょっと変わった表示

バイクのタイヤ(主にハーレー)には、先ほど紹介した表示方法以外にちょっと変わった表示のものもあります。

 

例えば一般的によく目にするサイズのMT90-16。

この表示の場合は、Mはモーターサイクルの略でTというのはタイヤ幅が130mmということを表しています。

他にも色々なアルファベット表示があり、それによってタイヤの幅が違ってきます。

 

表示 タイヤ幅
H 80㎜
J 90㎜
M 100㎜
R 120㎜
U 140㎜
V 150㎜

 

続く90というのは扁平率を現しています。

なのでこのタイヤは130/90-16のタイヤと同じサイズになりますね。

 

タイヤサイズを変えたときに起こるかもしれない注意点!

タイヤサイズの見方を知って、ある程度は自分のバイクにつけることができるタイヤが分かるようになったと思います。

 

ですが、ここで自分のバイクのホイールに合うからといって、むやみにタイヤサイズを変えると思いがけないトラブルになることもあります。

ほとんどないとは思いますが、覚えておいて損はないです。

 

タイヤの横幅を変えて起こるかもしれないこと

例えば、現在はいているリアタイヤのサイズが140/90-16だとします。

 

そこで、もっとリアタイヤを太くしたいと思って180/65-16のタイヤを見つけた時、一見同じ16インチなので、自分のバイクにも取り付けできると思うかもしれません。

ですが、同じ16インチ用でも許容リム幅というものがあります。

 

許容リム幅というのは、このタイヤをつけるにはリム幅が何インチ〜何インチまでのホイールならつけることができるという表示のことです。

タイヤの幅を変えようと思う場合は、ここを見落とさないようにしましょう。

 

また、仮に太いタイヤをつけることができたとしても、そのことによってタイヤとチェーンが当たってしまうなんていうこともよくあります。

大幅にタイヤの太さを変える時にはその辺りもきちんと確認しましょう。

 

タイヤの扁平率を変えた時に起こるかもしれない問題

タイヤの扁平率を変えることは走りに大きく影響します。

 

一般的に、扁平率が高いとクッション性が上がる代わりに動きが鈍くなります。

逆に扁平率が低いと、コーナーを曲がりやすくなる反面、クッション性が悪くなります。

 

タイヤの扁平率を変える場合には、こういった特性も覚えておきましょう。

 

 

他にも、扁平率を極端に変更するとタイヤの外径が大きく変わってしまってメーターに誤差が起こることも考えられます。

この理屈はお金などで試してもらうと分かりやすいと思います。

例えば100円玉と500円玉では同じ1回転でも進む距離が違いますよね?

 

そうなると車検の時にメーター不良でひっかかったりもしますので注意が必要です。

 

以上のことから、むやみにタイヤのサイズを大幅に変えることはしない方が無難だと言えますね。

 

まとめ

今回の記事では、はタイヤサイズの表示方法についてお伝えしました。

 

タイヤサイズの見方を知ることによって、タイヤ選びをする時に今のタイヤとどれくらいの大きさの違いがあるかがイメージしやすくなったのではないでしょうか?

 

多少のタイヤサイズの変更は、自分の走り方や好きなデザインにあったものを見つけるためにはするべきだと思います。

ですが、見た目だけのために大幅にタイヤサイズを変えることはしない方が無難です。

 

この記事を読んで、あなたにぴったりのタイヤが見つかればうれしいです。

それでは、最後まで読んでいただいてありがとうございました。

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