【バルカンクラシック400】のプラグ交換!使用した工具や注意点は?

こんにちは。

 

今回はバルカンクラシック400のプラグの交換をしたので、その方法や使用した工具、交換の際の注意点などをまとめてみました。

なるべく画像付きで分かりやすくしたので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

 

ただ、こちらの作業は失敗するとかなりの修理代がかかることもあります。

今回の記事を見ても良く分からないという方や自信がないという方は、素直にバイク屋さんでやってもらうようにしましょう。

たかが数千円をケチったばかりにとんでもない出費になると悲しすぎますので。

 

この記事の内容

今回使用した工具(あり合わせ)

今回使用した工具はこんな感じ。

 

ラチェットレンチにエクステンションを2種類。

プラグレンチがなかったので16㎜のソケット、マイナスドライバー(結局使いませんでした)にラジペンです。

付属品の車載工具や、ユニバーサルジョイントというものがあればここまで苦労しなかったんですが、ないものはしょうがないので現在あるものでなんとかやってみました。

 

今回使用してみて絶対にあった方がいいと思ったのは純正の車載工具。

もしくはフロント側ではユニバーサルジョイント、リア側では長めのエクステンションです。

 

そして外したプラグを取り出す際にフレキシブルのマグネットピックアップツール。

 

バルカンクラシック400のプラグの交換

まずは前提として、

上記で必須と書いた工具がない場合、バルカンのプラグ交換は純正タンクを外した方が絶対にやりやすいです。

スポタンやピーナッツタンクなど小さいものに交換している場合はそのまま作業できます。

 

また、リア側の交換にはシートを外す必要があります。

 

ちなみにプラグの品番はNGKのCR-7Eです。

 

 

フロント側

 

の部分のプラグキャップを引き抜きます。

 

コードを引っ張るとプラグコードがぬける場合もあるので、ちゃんとキャップの部分をつかんでからひっぱりましょう。

コード部分ではなく根元を引っ張るという意味では家電のコンセントなんかも一緒ですね。

 

 

しかし、このの部分のイグニッションコイルが本当に邪魔!

工具が入れにくいし、プラグをとる時もこの部分がつっかかってメチャクチャやりにくかったです。

出来れば純正工具か、せめてユニバーサルジョイントがあった方が絶対にやりやすいと思います。

 

さらにプラグがささっている穴も結構深いので、普通のソケットだと緩んだプラグがどうやっても取れません。

 

マイナスドライバーやラジペンを駆使した挙句、最終的には荒技(緩んだプラグにプラグキャップを差し込む)でなんとか取ることができました。

※エンジン側の穴を傷める可能性があるので、できればまねしないでください。

 

あとプラグをはずしたら、エンジンの中にゴミが入らないように注意して下さいね。

 

リア側

 

続いてリア側をやっていきます。

フロント側と同じようにプラグキャップを外します。

 

キャップをはずしたら工具を使ってプラグをゆるめます。

 

リア側はプラグまでの距離が結構あるので、長めのエクステンションバーを使って伸ばして使わないとソケットが届きませんでした。

フロント同様、リア側のプラグも取りにくかったですが、こちらはラジオペンチでなんとか取れました。

 

 

ちなみにこういう感じの先っぽが磁石になっている道具(マグネットピックアップツール)があれば正直ここまで苦労することありません。

手のはいらないような隙間に落ちたネジなんかをとる時にも便利です。

クネクネ動くフレキシブルタイプがおすすめですよ。

 

 

で、はずしたプラグがこちらです。

 

左から新品、フロント側、リア側です。

真っ黒ですね〜。

 

バルカンはガソリンが濃い目なので仕方ないかもしれませんが、これは仕上げの時にできるだけ調整してみます。

 

前後のプラグを新品に付け替えたら、あとはプラグキャップを差し込むだけ。

プラグキャップはカチッというまできちんと差し込みましょう。

 

これでプラグの交換作業は終了です!

バルカンクラシック400のプラグをつける時の3つの注意点!

あとは新品のプラグをつけておしまいですが、その際プラグを締めすぎないように注意して下さい。

力いっぱい締め込んでしまうと、エンジン側のネジ山がダメになってしまってプラグを固定できなくなってしまいます。

 

僕のやり方としては、ラチェットの頭の部分をもって回すようにしています。

そして、かたくなるまで締めたらOKです。

ラチェットの取っ手をもって回すと、自分ではたいして力を入れてないつもりでも結構な力がかかってますからね。

 

きっちりするならトルクレンチという工具もありますけど、ほとんどの人は何回かやって体で覚えていくのでわざわざ買う必要はないかなと思います。

 

それともう一つ、きちんとプラグのネジ部分とエンジン側のネジ山がかんでいないまましめ込むのもやめてください。

プラグ側とエンジン側のネジ山がきちんとあっていれば、ある程度までは手の力だけでも簡単に回るはずです。

そうじゃないのに無理に工具で締め込んでいくとエンジン側のネジ山がダメになってしまいます。

 

後はプラグを外した際にプラグホールの中にゴミなどが入らないようにすることも大切です。

シリンダー内に異物が入ったせいでエンジンを傷つけてしまう恐れもあります。

 

この3つには特に気をつけてください。

最悪エンジンが圧縮できなくなってエンジンがかからなくなった場合、修理代がえげつないことになります。

 

今回の作業まとめ

今回の作業は前もってタンクやシートを外していたからまだマシだったんですけど、工具によってはフロント側はタンクをはずさないと難しそうです。

 

純正の車載工具やユニバーサルジョイントなどがあればタンクをはずさなくてもできますが、リア側はどっちにしてもシートはとらないといけません。

やはり道具は大事ってことですね。

 

最後にもう一度プラグ交換の注意点です。

  • プラグをはずしたらエンジンにゴミが入らないようにする
  • プラグをつける時にネジ山がきちんとあってないのに無理に締め込まない
  • プラグの締めすぎは絶対ダメ

以上です。

 

また、今回の記事を見ても良く分からないという方は、素直にバイク屋さんでやってもらうようにしましょう。

たかが数千円をケチったばかりにとんでもない出費になると悲しすぎますから。

 

それでは、最後まで読んでいただいてありがとうございました。

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