【バルカンクラシック400】キャブレターの外し方!分解と洗浄の方法も!

こんにちは。

今回はバルカンクラシック400のキャブレターの洗浄をやってみたので、そちらの経緯を紹介します。

 

ちなみに今回は、

今本格的なオーバーホールをしても数ヶ月後の完成の頃にはまたやらないといけないんじゃないか?

と思ったので、キャブレターの洗浄は加速ポンプはバラさず最低限のところと、あとは交換した方が良さそうなところを確認しておく程度にしておきました。

 

ご参考程度に読んでいただければ嬉しいです。

 

ただ、キャブレターの分解・洗浄は、バイクいじりに慣れていない方にはかなり難易度が高いので、無理だと思ったら潔くプロの方にお願いしましょう!

この記事の内容

キャブレターの外し方

それではキャブレターの取り外しにかかります。

作業の前にエアクリーナーを外しておいてくださいね。

 

エアクリーナーボックスの外し方はこちら

 

 

続いてチョークを取り外します。

黒い樹脂製のナットを緩めたらすぐにはずすことができますよ。

 

 

次にキャブレターとマニホールド(エンジンとキャブレターを繋いでいるもの)を繋いでいるゴムの部分(インシュレーターと言います)にあるバンドを緩めます。

緩めるのはキャブレター側のだけでOK!

 

普通の六角レンチでは角度的にけっこうキツイので、こういったボールポイント付きの六角レンチが便利ですよ。

これを使えば、六角レンチが斜めに入っててもボルトを緩めることができます。

※もし六角レンチがない場合は、プライヤーなどで挟んでちょっとづつ回すなどして地道にやってください。

 

で、ネジが緩んだら、キャブレターを持ってグイグイっとやるとはずれます。

スロットルワイヤーは引っ張ればすぐにとれます。
(ここの工程の写真を撮り忘れました。ゴメンナサイ・・・)

 

また、取り付けの際に燃料ホースなどがどこにつながっているか忘れてしまっている場合もあるので、写真を撮るなりメモをするなりしておくといいです。

 

キャブレターがとれたら、エンジンにゴミが入らないようにする為にマニホールドをふさいでおきましょう。

僕はそのへんにあったビニール袋とチラシを詰めておきました。

これでキャブレターの取り外し完了です。

 

ここまでの作業での難点は、キャブレターとマニホールドを繋いでいる部分のネジを緩めるところです。

ここに工具が入りにくいので、さっき紹介した六角レンチがないと手間取るかもしれません。

 

六角レンチは自分でバイクをイジる時には必要なものです。

2000円もあれば買えるので、持ってない人は早めに買っておきましょう。

 

 

また、キャブレターを外すときにはインシュレーターの状態もよく見ておいてください。

 

インシュレーターはゴム製なので経年劣化によるひび割れが起きます。

そうなるとひび割れた部分から2次エアーを吸ってしまい、ガソリンと空気の比率がおかしくなってバイクの調子がめちゃくちゃ悪くなってしまいます。

 

バルカンクラシック400のキャブを分解してみる

それではさっそくキャブを分解してみます。

 

まずはキャブ下側のネジを外していきます。

 

 

左からメインジェット、スロージェット、パイロットエアースクリューです。

メインジェット・スロージェットは緩めてはずすだけですが、頭がナメやすいので気をつけて下さい

 

パイロットエアースクリューをはずす時には注意することがあります。

パイロットエアースクリューは締め加減によってアイドリング時の空気の量が変わってくるので、今の締め込み具合を覚えておかないといけません。

 

なので、すぐに緩めないでいったん締めて下さい。

その時にかたくなるまでに、スクリューがどれだけ回ったかを覚えておいて下さい。(僕の場合は、1-3/4回転でした。)

 

力いっぱい締めなくていいです。

ゆっくり回しながら、「ネジがかたくなってきたな」と思うところまで。

 

 

 

パイロットエアースクリューを組み直す時には、いったん固くなるまで締めてからその分戻したところがあなたのキャブレターのパイロットエアースクリューのもとの位置になります。(僕の場合はいっぱいに締めてから1-3/4回転戻したところです)

 

次はここのピンを外してみます。

 

はずれにくい時は、ピンに細い棒(細い釘など)をあててハンマーでたたいてみます。

ガンガン叩くとキャブ本体が壊れる可能性があるので適度にやってくださいね。

 

 

フロートを外したら、こちらのフロートバルブをチェックしておきます。

 

バルブの先のトンガリに段差がある場合は部品の交換をした方がいいですね。

 

次にのところに小さなでっぱりがあるので、それを押してみてきちんと動くかを確認しておきます。

動かない場合は、その部分だけにキャブクリーナーをつけてみてください。

少し放置してみて動くようなら交換しなくても大丈夫です。

 

この小さな部品のせいでガソリン漏れが止まらないこともあるので、しっかり見ておいてくださいね。

 

今度はキャブの上の部分のネジを外してみます。

 

 

フタを外したらゴムの膜が出てきます。(ダイヤフラムといいます)

 

このダイヤフラムが劣化して破れていたり硬くなっていたらキャブが機能しなくなるので確認しておきます。

もちろんはずす時にも破らないように気をつけて下さい。

 

バルカンクラシック400のキャブレターの洗浄作業

これまでの部品を外したら、あとはキャブクリーナーの先に細いノズルをつけてキャブレターの穴に押し付けながらスプレーする感じで、穴という穴にキャブクリーナーをぶちこんでいってください。

 

スプレーした穴とは違うところからキャブクリーナーが出てくるのを見ていると、どことどこがつながっているのも分かって勉強になりますよ。

 

外したジェット類も何かの容器に入れてキャブクリーナーでつけおきします。

※この時の注意点ですが、ダイヤフラムやフロートバルブのゴムの部分、その他パッキンなどのゴム製品にはつけないようにして下さい。

 

 

汚れが酷い場合は1日つけておきます。

たいしたことがなさそうなら、2〜3時間ほどおいておきます。

 

漬け置きが終わったら、全ての穴・部品をガソリンで洗ってキャブクリーナーをきれいに落とします。

100円ショップなんかで売っているドレッシング用のディスペンサーなんかにガソリンを入れてからキャブの穴に通すとやりやすいですよ。

 

また、コンプレッサーがあるならそこにエアーをあてて全ての穴が通っているかを確認します。

僕はコンプレッサーを持っていないので、苦肉の策としてストローで息を吹いてやってみました。笑

 

穴の通りが確認ができたら、部品を組み直して作業はおしまいです!

 

今回の作業まとめ

キャブの分解・洗浄は、今までの作業と違い難易度がかなり高いです。

下手なことをすると最悪エンジンにも影響が出てくるので、チャレンジする場合はくれぐれも細心の注意を払って作業して下さいね。

 

もし自分には無理だと思ったら、その時はちゃんとプロの方にお願いしましょう。

餅は餅屋ということわざもあります。

 

修理代をケチってバイクが壊れたりなんかしたら元も子もないですからね。

 

最後まで読んでいただいてありがとうございました。

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