僕の好きな漫画家で米原秀幸さんという方がいるのですが、実はこの方がどんな人物なのかって今まで調べたことが無かったんですね。

それで、漫画家 米原秀幸さんの人物や画力についてしらべてみたところ、僕の好きな漫画の1つ『フルアヘッドココ』の誕生秘話なども分かったので記事にまとめてみました。

この記事の内容

米原秀幸(漫画家)はどんな人物?

米原秀幸さんは、1967年10月2日生まれで東京都の出身です。

漫画家として活動を始めたのは1989年からです。

 

左利きだということも初めて知りました。

 

お弟子さんには、

『エグザムライ戦国』の漫画版を描いていた山口陽史さん、『ゲッチュー!まごころ便』の緋采俊樹さんがいます。

漫画家を目指すきっかけ

漫画家を目指すきっかけとなったのは、小学校1年生の頃に母親が買ってくれた『少年チャンピオン』。

その中でも『ブラック・ジャック』の内容がとても衝撃的だったそうです。

 

しかし、

米原さんのお父さんは大工をしていて、米原さんも後継ぎとして育てられたらしく、漫画家になりたいとはとても言い出せない状況だったようです。

 

それでも漫画家の夢を捨てきれない米原さんは勝負に出ます。

一年間でモノにならなかったときは跡を継ぐ。

 

その間、広告代理店などにイラストの持ち込みをしていたそうですが、全然うまくいかなかったそうで、残り半年となった時に本当にやりたいことは漫画だと再認識します。

 

そして書き上げた漫画を出版社に持ちこんだ結果、その日にデビューが決まったそうです。

ちなみに、この出版社が『少年チャンピオン』を発行している秋田書店だったというので、びっくりしますね。

 

その作品がこちらです。

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SPRINGSとは、年がら年中はじけてるやつらという意味で、

内容は、高校生活を舞台にした不器用な少年たちの青春漫画となっています。

 

また、デビューが決まったことを母親に伝えると、返ってきた言葉は

「あんた、だまされてるよ」

だったそうです。笑

米原秀幸の画力は?

米原さんの画力は、日本デザイン専門学校を出ているだけあってかなりのものです。

背景の細かい部分や、『フルアヘッド!ココ』ではファルコン文字や海賊旗のデザインなどにも細やかなこだわりが見えますし、登場人物の気持ちが伝わってくるような、表情の描き方も個人的にはすごいと思います。

 

また、作画に関しては映画監督の紀里谷和明さん(宇多田ヒカルさんの元旦那)が、映像化するのは無理と絶賛するほどです。

 

そして、何よりすごいのが漫画家の弟子やアシスタントの経験もなく、独学でここまでやってきたことです。

 

ちなみに、高校を卒業したらすぐに大工の修行を始めろ。と言われていた米原さんですが、

「看板を描くときに役に立つから」

という理由で何とかお父さんを説得し、デザイン学校に行くことを認めてもらえたそうです。笑

フルアヘッド!ココの誕生秘話

米原さんの漫画でも人気のある『フルアヘッド!ココ』は、

『宝島』と『ガンバの冒険』

という2つのアニメを合わせたような物語を描きたくて生まれたそうです。

 

『宝島』のジョンシルバーは、他のものにはとてもひどい海賊ですが、主人公のジムにだけは何があっても優しいという、まさにバーツのようなキャラクターです。

ガンバの冒険では、ココとバーツを囲む、分かりやすい名前の仲間というものを意識したそうです。

 

しかし、チャンピオンの編集部からは、この構想は猛反対されたそうです。

理由は、『少年チャンピオン』でファンタジー物がヒットしたためしがない。ということでした。

そのため、米原さんはこの話を諦めようと考えたそうです。

 

その時、転機がやってきました。

米原さんは、当時の編集長と飲んでいた時に、ダメもとで海賊物をやりたいと言ったそうです。

するとその編集長は、自分は少年誌で海賊物とウェスタンがやれたら未練はない。と言いました。

 

ということで、編集部に猛反対された『フルアヘッド!ココ』は、無事、世に出すことができたんですね。

まとめ

今回の記事では、

漫画家 米原秀幸さんについて調べてみました。

 

米原さんが漫画家を目指すきっかけにもなった『少年チャンピオン』。

そして、漫画家としてデビューすることがが決まった出版社が秋田書店というのがなんとも運命的でしたね。

 

また、米原さんの作品では、『ウダウダやってるヒマはねェ!』の次に好きな漫画、『フルアヘッド!ココ』がもしかしたらこの世に出ていなかったかもしれないことに驚きました。

もしあの時、編集長がOKを出してくれなかったら、現在連載中の『フルアヘッド!ココ ゼルヴァンス』も見れなかったことになってたわけですもんね。

 

米原さんにはこれからも面白い漫画を描き続けてほしいです!

最後まで読んで頂きありがとうございました。

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