雑誌や街中で見かけたチョッパーに憧れてアメリカンバイクを購入された方も多くいると思います。
好みのかたちにカスタムされたバイクを購入されていたら問題ないでしょう。
ですがそうでない方は、金銭的にもどこから手をつければいいのか分からないかもしれません。
そんな時は、まずはハンドルから変えてみてはどうでしょうか?
乗り心地や見た目も変わるので、「カスタムした感」を実感できると思います。
また、これからカスタムしていくうちにカスタムの方向性が今とは変わっても、ハンドルくらいなら金銭的な痛手も少ないです。
それでは僕の主観ではありますが、チョッパーにおすすめのハンドル5つとポストなど相性のいい組み合わせ方を紹介したいと思います。
この記事の内容
アメリカンカスタムのハンドルとポストとの相性
今まで自分でカスタムしたり、カスタムバイクを見てきたりして感じたことがあります。
それは、高さのあるハンドルには高さのあるハンドルポストは似合わないということ。
反対に高さのないハンドルは短いポスト、高いポストのどちらとも相性がいいです。
ハンドルを変えるときには、このあたりのことも意識してみるといいと思います。
チョッパーにおすすめのハンドルを紹介
それでは僕がチョッパーにつけたいおすすめハンドルの紹介をさせていただきます。
- ドラッグバー
- スーパーバー
- エイプバー
- ロボットハンドル
- プルバックハンドル
だいたいこれらをつけていれば、カスタムをしていくうちにどんどんチョッパーらしい姿になっていくでしょう。
ドラッグバー
とてもシンプルなのでポストの長さやロングフォーク、ショートフォークに関係なく合わせやすいです。
このハンドルを使ったカスタムといえば、映画『ハーレーダビッドソン&マルボロマン』に登場するマルボロマンスタイルが代表的。
デメリットとしては、見た目がシンプルすぎて「カスタムした感」を感じにくいところ。
ですが、シンプルイズベストという言葉もあるように、最終的にはこういうハンドルに落ち着くんですよね。
また、ハンドルを握る位置が手前に来るので、前傾姿勢がつらい方はハンドルポストをプルバックタイプのものに変えたほうがいいかと思います。
スーパーバー
こちらもシンプルなハンドルなので、ハンドルポストが長くても短くても相性がいいです。
少しアップしているのでドラッグバーよりも若干ゆったりとした姿勢になります。
フロントフォークが短い場合は、クラッシックやボバーの方向に。
フォークを伸ばすときは、あえてネック角は変えずにそのままカチ上げて長めのポストと合わせると、フリスコスタイルやクラブスタイルの方向にカスタムできるでしょう。
エイプバー
映画「イージーライダー」でおなじみのハンドル。
ゆったりとした乗り心地でいかにもアメリカンという雰囲気が出ます。
ロングフォークとの相性は抜群ですし、短いフォークにつければクラシカルなチョッパーになります。
欠点としてはワイヤーや配線の延長は必須となるので、カスタム費用がかかってしまうところ。
また、ハンドルの高さもいろいろあり、中でもかなりの高さがあるスカイハイバーはバンザイした状態で運転する感じなので、操作性や見た目からもおすすめしにくいです。
高さを選ぶときは肘が曲がってゆったりとした姿勢になるものが操作性や見た目的にもいいでしょう。
ハンドルポストは2インチくらいの短いものがおすすめ。
ロボットハンドル
カクカクした個性的なハンドルで、真ん中で切るとZの形に見えることからZバーとも言われます。
高さや形もいろいろあり、高いものは短いポスト、低いものは長いポスト/短いポストどちらとも相性がいいです。
個人的には一番好きなハンドルで、今回紹介するハンドルの中で一番長く使用していました。
ただ、唯一の欠点が基本的に車検に対応していないこと。
なので車検用にノーマルのハンドルを保管しておくことをおすすめします。
プルバックハンドル
いわゆるアップハンと呼ばれるやつです。
握るところが後ろにくるので、かなりゆったりとした姿勢でバイクに乗ることができます。
ロングフォーク、ショートフォークどちらにも似合います。
個人的にはハンドルポストは2インチくらいのものがおすすめです。
欠点としては、まっすぐ走るには楽なんですが、握り方のせいでハンドルを切る時の力がうまく伝わらず曲がりにくいところ。
ハンドルをカスタムする時に気をつけること
ハンドル交換をする際は、ただハンドルを変えればいいというわけではありません。
ハンドルをカスタムするときは
- ハンドルの太さ
- ハンドルの取り付け幅
- ワイヤー、ホース類の長さ
- 車検について
このあたりのことにも注意が必要になります。
ハンドルの太さ
アメリカンバイクのハンドルの太さは基本的にハーレーと同じ1インチです。
ただ、250ccのバイクは7/8インチと細くなっている場合もあるので間違えないように気を付けましょう。
ハンドルの取り付け幅
付けたいハンドルを見つけた時に意外と見落としがちなのが取り付け幅です。
ハンドルの取り付け幅があまりに狭いものを選んでしまうと、ハンドルポストとの幅が合わずに取り付けできないことになるので購入前の確認をお忘れなく。
ワイヤー、ホース類の長さ
エイプバーなどの高さがあるハンドルや長いハンドルポストをつけると、クラッチワイヤー、ブレーキホース、ハンドルスイッチの配線が届かない場合があります。
そうなるとせっかく購入したハンドルの取り付けができないので、ハンドルを購入する前にはこういったことも調べておきましょう。
車検について
ハンドルを交換した時、車検証に書いてあるバイクの高さ・幅が変わる時には車検時に構造変更の届け出をしないといけません。
構造変更自体はたいして難しいことではないのですが、面倒なら車検時にノーマルに戻すことになります。
なのでノーマルのハンドルは捨てずにとっておいた方がいいです。
まとめ
ということで、
今回の記事ではチョッパーにあうおすすめのハンドル5つとハンドルポスト、フォークの長さとの相性についてお伝えしました。
今回のことを意識して雑誌などのカスタムバイクを見ながら、ぜひ自分のつけたいハンドルを探してみてください。
あなたにぴったりなものが見つかると嬉しいです。
それでは楽しいカスタムライフを!