街中や雑誌でよく見かけるロングフォークチョッパー。
あの独特の雰囲気に憧れて、自分もできれば
「あんな風にカスタムしたい」
と思う方も多いんじゃないでしょうか?
実際、僕も初めてのバイクは18インチオーバーのガーターフォークがつけられたビラーゴ250でした。
ですが、実際に乗ってみるとやはり苦労することもいろいろあったので、今回はロングフォークチョッパーの苦労話についてお伝えします。
この記事を読んで、これからロングフォークチョッパーにしたいと思う方の参考になればと思います。
この記事の内容
ロングフォークの良さといえば?
ロングフォークの良さといえば、なんと言ってもその見た目です。
普通に考えればただフォークが長いだけ。
なのに、バイクのことなんて何も知らなかった僕を一瞬で虜にするなんとも言えない魅力がありました。
僕の中でロングフォークチョッパーの良さと言われれば、
とにかくかっこいい
その一点です。
もうほんとそれだけでバイクに乗り始めたようなものなので…
ロングフォークチョッパーの乗り心地は?
ロングフォークのやり方にも2通りのやり方があります。
1.フレームを加工してネックを寝かせてからロングフォークにする。
2.カスタムパーツでよくある12°レイクなど、角度のつけられたトリプルツリーに交換してからフォークジョイントを取り付ける。
同じく角度付きのロングスプリンガーフォークやガーターフォークを取り付けるといった、ノーマルのフレームでロングフォークチョッパーにする方法です。
1の場合、ハンドリングはノーマルと比べてもあまり大差はないのですが、フレームの加工代と車検時の改造申請などでかなりの金額がかかります。
2の場合は、1と違いトレール量が大きく変わるため、ひどい時はまともに運転できないような乗り心地になってしまうこともあります。
※トレールについて詳しく書いた記事があるので、気になる方はぜひ読んでみてください。
ただ、どちらにしても言えるのは、小回りが利かなくなり曲がりにくくなるのは間違いないということです。
ロングフォークチョッパーの苦労話
ロングフォークチョッパーに乗っていてやはり苦労したのは曲がりにくいというところです。
文房具のコンパスを想像してもらえればわかる通り、フォークが長くなればなるほど最小回転半径が大きくなります。
このことによって僕が苦労したところは、やはりバイクの駐車スペースが大きくなるところです。
マンションなどの駐輪場に止めることはまず無理があるかなと。
僕が乗っていた頃は、まだバイクの駐禁に厳しくなかったので道路の片隅にとめておくことができましたが、今の時代ではなかなかそういうわけにはいきません。
また、小回りが利かないため、住宅街に住んでいる方は狭い通路などで身動きが取れなくなって大変です。
ロングフォークチョッパーに乗るならこの駐車スペースの問題は避けては通れないと思います。
他にも、
- 渋滞などで低速で走る時によくフラつく
- カーブばかりの道では50ccのバイクよりも遅くなってしまう
- 故障した時に長すぎて軽トラに乗せるのが大変
- 普通のバイクカバーではおさまらない
なんていうことも挙げられます。
まとめ
今回はロングフォークチョッパーの苦労話をお伝えしました。
これからロングフォークにカスタムしようと思っているあなたにとって少しは参考になったでしょうか?
ロングフォークチョッパーはどちらかというとメリットよりもデメリットの方が多いですが、
「それを我慢してでも乗りたい」
と、思わせるあのスタイルこそがロングフォークチョッパーの魅力ですし、
「自分だけのバイク」
という愛着も人一倍。
そこがこのカスタムのいいところだと思います。