最近オトンから譲り受けたリトルカブのカスタムを始めました。
今回はフロントホイールをYBR125のものに交換して18インチ&ディスクブレーキ化したので、その際にやったことやかかった費用などをメモしておきます。
真似する人はほぼいないと思いますが参考までに。笑
ちなみにベースとなるリトルカブは2003年式のキャブ仕様で、セル無し3速のもの。
流用したYBR125のホイールは後期のチューブレスタイプのものです。
はじめに結論を話すと、
YBR125のホイールを流用するためには、
- フロントフォークのワイド化
- メーターギアの固定
- キャリパーサポートの製作
- アクスルシャフト径を15㎜→10㎜に変更
しなければいけません。
また、かかった費用はヤフオクでの落札価格やものにより変更しますが、僕の場合は合計で23359円かかりました。
詳しくは以下で説明していきますね。
この記事の内容
リトルカブにYBR125のホイールを流用する際にやったこと
先ほども説明しましたが、リトルカブにYBR125のホイールを流用するためには、
- フロントフォークのワイド化
- アクスルシャフト径を15㎜→10㎜に変更
- メーターギアの固定
- キャリパーサポートの製作
する必要がありました。
ここではそのことについて詳しく書いていきます。
フロントフォークのワイド化
リトルカブのフロントフォークのホイール取り付け部分の幅を計ってみたところ、内幅が114.5㎜。
対してYBR125のホイール、カラー、メータギアの合計は125㎜でした。
ということで、リトルカブのフロントフォークを10㎜程広げれば理論上は取り付けることができます。
ただ、リトルカブのフロントフォーク自体の内幅が82㎜しかなかったので、10㎜程度のワイド化ではハブが干渉して取り付けることができませんでした。
なので、結果的に左右20㎜ずつ、合計40㎜のワイド化をすることになりました。
fa-arrow-circle-rightカブのフロントフォークのワイド化についての詳しい記事はこちら
アクスルシャフト径を15㎜→10㎜に変更
リトルカブのフロントホイールのアクスルシャフト径が10㎜なのに対して、YBR125のアクスルシャフト径は15㎜です。
これに対処するため、外形が15㎜、内径が10㎜の内径変換カラーというものを購入して対処しました。
内径変換カラーはミスミというサイトで購入。
細かいサイズ指定ができるうえ、個人で1つからでも制作してもらえるのでとても便利なところです。
メーターギアの固定
フロントフォークのワイド化によって何とかホイールを取り付けることができましたが、このままではメーターギアが固定できずに空回りしてしまいます。
今回は余っていた他車種のアクスルカラーを利用して、ストッパーを制作して対処しました。
キャリパーサポートの製作
リトルカブのフロントフォークはボトムリンク式というものを採用しており、YBR125のホイールが元々ついていたテレスコピックタイプのものとは動きが異なります。
この場合、ブレーキキャリバーをフロントフォークに固定することができないので、キャリパーサポートの製作をした上でフローティングマウント方式をとりました。
フローティングマウントがどんなものか分からない方は、スプリンガーフォークにディスクブレーキをつけているのイメージしてもらえればと思います。
fa-arrow-circle-rightキャリパーサポート製作についての記事はこちら
リトルカブにYBR125のホイールを流用する際に買ったものとかかった費用
今回の作業にかかった費用の合計は23359円でした。
ここではその内訳を書いておきます。
YBR125のフロントホイールがヤフオクで2825円(送料別)でした。
こちらは用交換のタイヤとアクスルシャフト、カラーがセットとなっていました。
YBR125用のメーターギアとワイヤーのセット。
こちらもヤフオクでの落札で、合計2300円(送料別)です。
ドラッグスター250用のフロントアクスルシャフト。
こちらはフロントフォークをワイド化するため、17㎜のパイプの代わりとして購入したものです。ヤフオクで112円(送料別)で落札。
普通にパイプを買うよりも安く手に入れることができました。
ブレーキキャリパーはアドレス110用の純正互換品。
ヤフオクで新品が2900円でした。
こちらは正直言って安物買いの銭失いみたいな感じになってしまいました。
多少高くなっても、キレイめの純正品の中古を探しておけばよかったです。
マスターシリンダーはDIO用の純正互換品。
こちらもヤフオクで新品が1980円でした。
これは単純にブレーキレバーが黒だから選んだものです。
フロントフォークのワイド化により、純正のアクスルシャフトが使えなくなったので、長いものを購入。
ダックスのディスクブレーキ専用のものが906円でした。
ただ、こちらは10㎜よりも若干細く、取り付け時に多少のガタがあったため、他にいいものがあればやり替えたいところです。
アクスルカラー(DIOディスク用)1個275円。
こちらは内径が10ミリで幅が14.8㎜。本当は15㎜のものが欲しかったのですが、見つけっることができなかったので一番近いサイズのこちらを購入。
フロントフォークのワイド化によってできた隙間を埋めるためのものです。
メーターギア側に取り付けしました。
段付きカラー1個1218円。
全長は反対側のカラーに合わせて14.8㎜。内径はM10で、大きい方の外形は20㎜長さは4.8㎜。小さい方の外形は14㎜で長さが10㎜のものをミスミでオーダーしました。
ディスクローター楽天で3200円で購入。
こちらは厚さ3㎜で、値段が安い分純正のものよりも1㎜薄くなっています。
ブレーキキャリパーを取り付ける際、パッドの隙間の振り分けが奇跡的にピッタリになったので、こちらを購入して正解でした。
ローターボルト5個。楽天でで1787円で購入。
M8サイズでピッチは1.25。長さは25㎜のものです。
ブレーキホース900㎜のものを楽天で購入。
あまりにも安すぎたので若干不安でしたが、特に問題なく使えました。
ロッドエンド(雄)楽天で1096円。(雌)楽天で1193円。
こちらは2つを繋げて、キャリパーサポートを固定するトルクロッドとして使用。
ミスミでは2/3程度の価格で購入することができるのですが、入荷まで3か月待ちだったので、やむなくこちらを購入しました。
右ネジ(正ネジ)と左ネジ(逆ネジ)の2種類があるので、ネジの向きをそろえるように気をつけました。
内径変換カラーはミスミで627円で購入。
寸法は外径15㎜内径10㎜長さ125㎜でオーダーしました。
これでアクスルシャフト径15㎜のYBR125のホイールでもリトルカブに取り付けることができました。
キャリパーサポートを作るためのアルミ板は、ミスミで1950円でした。
150㎜×100㎜厚さは10㎜。
素材はジュラルミンと呼ばれるA2017です。防腐性は弱いものの、強度には優れているそうです。
ここまでが今回の作業で購入したものです。
フロントホイール自体は比較的安く購入できましたが、メーターギアの2300円、ディスクローターの3200円、ローターボルトに1787円も使ってしまったので、結果的には合計10112円もかかってしまいました。
これなら全てが揃ったものを探した方が実際はもっと安く購入できたのでは?と思います。