こんにちは。
今回はバルカンクラシック400のブレーキキャリパーを外してみました。
そこでこの記事では、ブレーキキャリパーの外し方や、キャリパーを外した際の確認しておく点を紹介していきたいと思います!
この記事の内容
バルカンクラシック400のブレーキキャリパーを外す!
それではキャリパーの取り外しをしていきます。
ブレーキキャリパーを外すには○の2つのボルトを外すだけ。
キャリパーを外す際には、ホイールのリムの部分にせりそうなくらいのギリギリの隙間しかなかったので、若干取りにくかったです。
ブレーキキャリパーの状態を確認してみる!
ブレーキキャリパーははずしたら、
- ブレーキパッドの減り具合
- キャリパーの汚れ具合
- キャリパーピストンの動き
の3点を確認しておきます。
ブレーキパッドの減り具合
ブレーキパッドは厚みが3㎜以下になると交換時期です。
パッドが減っていた場合は、キャリパーを外したついでに交換しておきましょう。
もしそのまま使い続ければ、パッドが無くなりベースの金属板がむき出しになります。
そしてその金属板とローター(ディスクのこと)が擦れ合い、ローターをガリガリと削っていきます。
そうなった場合は高いお金を払ってローターも交換しなければいけなくなるので、パッドはケチらずに交換しましょうね。
また、ブレーキパッドの減り具合はブレーキレバーに付いているのぞき窓からのブレーキフルードの減り具合でも確認することができます。
ブレーキフルードがやけに減っているなと思ったら、その時はブレーキパッドの摩耗を疑ってみましょう。
キャリパーの汚れ具合
ブレーキキャリバーは、走行中の砂やほこり、削れたブレーキパッドの粉などが付着して汚れていきます。
汚れを放置しているとキャリパーのピストンの動きが渋くなったり、ピストンについているシールを傷つけてブレーキフルードの漏れの原因にもなります。
とりあえずキャリパーをばらしてみます。
ちょっと分かりにくいですが、キャリパーの下側にピンがあるのでそれをペンチなどを使って引き抜きます。
このピンを抜くとブレーキパッドを固定している棒をとることができます。
こんな感じでブレーキパットが取れました。
ここまではブレーキパットを交換する時の作業と同じです。
しかしかなり汚れていますね〜。
この外した棒もパッドの動きに関係しているので、汚れをきれいに落として薄ーくグリスを塗っておきましょう。
続いてブレーキキャリパーをフロントフォークに固定するステーを外してみます。
穴に刺さっているだけなので引っ張ると抜くことができますよ。
こちらはグリスが古くなっていたので、きれいに拭き取ってから新しく塗っておきます。
ゴム製のブーツが付いているので、ゴムを痛めないグリスを使用した方がいいですね。
また、よく見てもらえば分かるのですが、ピストンの先に汚れがびっしりと付着しています。
この汚れもきれいに落としておきましょう。
そのままにしていると、これ以上ピストンが戻ることができません。
さらに、このままの状態でピストンを無理やり押し戻せばシールを傷つけてブレーキフルード漏れの原因にもなります。
ステーが取れたら、ブレーキレバーを握ってピストンを出してやります。
この時ピストンを出しすぎると、中に押し戻すことができなくなるので注意が必要です。
ピストンを出す場合には古いブレーキパッドをかませておいて、それ以上ピストンが出ないようにしておきましょう。
ピストンを戻すときには専用の工具もあるのですが、残念ながら僕は持っていないので手で押し戻すという力技で対応しています。
あとは真鍮ブラシやナイロンブラシを使って汚れを落としていきます。
ピストンはナイロンブラシでかるーくこするだけでかなりキレイになりました。
汚れがひどい場合はピカールをつけて磨いてみましょう!
ここでパーツクリーナーを使ってブシューッとやりたいところですが、ピストンのシールなどのゴム製品を痛めるので、それだけは絶対にしないでくださいね。
ピストン以外のところは真鍮ブラシで優しくこすって汚れやサビを落とします。
ピストンの動きを確認
かなりキレイになりました。
続いて、ピストンを出したり引っ込めたりして動きを確認してみます。
問題がなければ2つのピストンが同じように出てくるのですが、残念ながら片方のピストンの動きが若干悪いです。
このまま使えればなぁと思っていましたが、やっぱりダメでしたね。
ちょうどキャリパーの塗装も考えていたので、ついでにバラしてブレーキフルードやシールなどを交換することにします。
ブレーキに関しては直接命に関わるところなので、ケチらずきっちりしないと!
ということで、その時がくるまでこのまま眠っておいてもらいます。
ついでにマスターシリンダーも変ようかなぁ〜。
まとめ
ということで、今回の記事ではブレーキキャリパーの外し方や、キャリパーを外した際の確認しておく点を紹介しました。
ブレーキキャリパーを外した際には、
- ブレーキパッドの減り具合
- キャリパーの汚れ具合
- キャリパーピストンの動き
を確認しておきましょう。
ブレーキは命に直接関わるところなので、ケチらずしっかりとメンテナンスです!
それでは、最後まで読んでいただいてありがとうございました。