こんにちは。
台風がやってくると度々目にする上陸や通過のという言葉。
それに加えて台風直撃なんて言ったりもしますよね?
今までは当たり前のように聞いていましたが、なぜかこの言い方の違いが気になってしまったので今回調べてみることにしました。
この記事の内容
結論!台風の上陸・通過・直撃の違いはこれ!
まずは今回調べたことを簡単に説明します。
台風上陸とは、
- 北海道
- 本州
- 九州
- 四国
のどれかの陸地に来た時に言われることになっています。
次に通過。
こちらは先ほどの4つ以外を通った時に言われる言葉です。
また、半島などを横切るようにして台風が通った距離が短い場合にも「通過」という言葉が使われます。
最後に直撃。
こちらは台風用語としてあるわけでなく特に定義はないので、直接被害があった場合にはどこでも使っていいようです。
台風の上陸・通過・直撃の違いをさらに詳しく!
こちらでは先ほど紹介した結論をもう少し詳しく説明していきますね。
上陸について
台風上陸の定義としては、台風の中心が北海道・本州・四国・九州の海岸に接した場合のことを言います。
逆を言えば、この4つ以外に台風がやってきたとしてもそれは上陸とは言いません。
ちなみに、気象庁の1951年から2019年の台風22号までのデータを見てみると、
これまでに台風の上陸数が一番多いのが鹿児島県の41個。
続いて第2位が高知県の26個。
第3位が和歌山県の24個ということでした。
通過について
続いては通過の定義です。
台風の通過とは、台風の中心が小さい島や半島を短時間で横切って、また海上に出て行くことを言います。
先ほどもお伝えしたように上陸とは台風が本土の海岸に接した時のことを言うので、たとえ台風が沖縄の真上を通ったとしてもそれは「上陸」ではなく「通過」扱いになります。
また、本土であっても台風が半島をちょっと通って海に出た場合も「通過」扱いになるようです。
逆に台風が海に出ずそのまま陸地を通った時は「上陸」となります。
沖縄といえば台風が多いというイメージがありましたが、まさか沖縄に台風が「上陸」することがなかったというのは意外でした。
そういえばニュースでも「台風が沖縄に上陸」なんて言っているのは今まで聞いたことがなかったかも。
直撃について
気象庁の台風用語集を調べてみましたが、「直撃」というものはありませんでした。
なので、台風の直撃に関しては特に定義はないものと思われます。
直撃という言葉には、
- 直接攻撃する
- 直接害を受けること
という意味があるので、特に場所などに決まりはなく、台風で直接被害を受けた時に使えばいいのかなと思います。
まとめ
ということで、
今回は台風の上陸・通過・直撃という言葉についての定義や意味の違いを調べてみました。
今回の記事を簡単にまとめると、
- 台風上陸とは、北海道・本州・九州・四国のどれかの海岸に接した時
- 通過とは、北海道・本州・九州・四国以外にやってきたとき
- 直撃には特に定義はない
ということでした。
台風が多いイメージがある沖縄ですが、実は今まで一度も台風が上陸したことがないということには驚きでしたね。
それでは、最後まで読んでいただいてありがとうございました。