これから自分の愛車をカスタムしようと思ってパーツを探しているとよく見かけるビレットの文字。
お値段も高くいかにも高級そうなパーツですが、このビレットどういう意味かご存知ですか?
今回はそんなビレットパーツの説明をしていきたいと思います!
ちなみに金属関係の工業用語にもビレットという言葉があるのですが、この記事ではバイクのパーツのことについて説明しています。
この記事の内容
ビレットパーツとは?
ビレットパーツとは、アルミのかたまりを精密機械などで削り出して作られたパーツのことをいいます。
例えるなら、大きな木や石の塊から削り出された彫刻と言えばイメージしやすいかなと思います。
溶かしたアルミを型に流し込んで作った鋳物と違い、削り出し独特の美しく高級感のある仕上がりになるのがビレットの特徴です。
ビレットパーツのメリットとデメリット
ビレットパーツがどういったものかが分かっていただけたら、次はメリットとデメリットについてお伝えしたいと思います。
1.メリット
第1のメリットは、先ほどもお伝えしたように削り出し独特の雰囲気と高級感です。
ビレットパーツを取り付けるだけであなたの乗っているバイクの雰囲気もガラッと変わるでしょう。
続いて第2のメリット。
ビレットパーツは鋳物と違って鋳型を作らなくてもいいので、1つからでも製作することができます。
なので、あなただけの世界に一つだけのパーツを作ってもらうことも可能です。
3つ目のメリットは強度です。
ビレットパーツはアルミの塊を削り出して作っているので、素材が粘り強く鋳物のように割れたりしにくいのも特徴です。
2.デメリット
ビレットパーツのデメリットとしては、やはり値段が高いことです。
ビレットパーツはアルミを削り出して作るため、実際のパーツよりも大きな材料を必要とするのでどうしても原価が高くなってしまいます。
そういった理由でウィンカーやテールランプ、グリップなどの小物でも万単位の金額になるうえ、ホイールなどの大きなものは何十万もするのが当たり前。
なのでどこかにぶつけたり転倒なんかした時には、ショックから立ち直るのに相当な時間がかかります。
さらにアルミは性質上くすみやすいので、こまめに手入れしないとせっかくの高級感が台無しになってしまいます。
とくに水分がつくと白いサビが出てきたりもするので、湿気なんかにも気をつけないといけません。
主なビレットパーツ
ビレットパーツの中でもひときわ目立つのは、やはりホイールだと思います。
ビレットホイールをつけているだけで他のバイクとは違った個性的な雰囲気を出すことができますね。
その他、主に目立つパーツといえばマスターシリンダーやブレーキキャリパー、ハーレーのオープンプライマリーなどがあります。
こちらのパーツもメッキのようにギラギラしていない深い輝きが大人っぽくてステキです。
あとはウインカー、ヘッドライト、ミラー、グリップといった小物もありますが、やはりどれもいい値段がします。
まとめ
ということで、今回の記事では高級感漂うビレットパーツのビレットの意味についてお伝えしました。
これは僕個人の意見ですが、ビレットパーツは高い技術で作られた彫刻品だと思っています。
正直いい値段がするのでなかなか手は出せませんが、いつかはホイール、ブレーキ周りなど、ビレットパーツを散りばめたおしゃれなバイクにカスタムしてみたいですね。
実際そこまですると、もう1台バイクが買えるかもしれませんけど笑
それでは、最後まで読んでいただいてありがとうございました。